双子とのおでかけの機会は、まだ首も座らないような小さいうちは少ないですが、かと言ってゼロというわけでもありません。
私が双子を出産した総合病院では赤ちゃんの2週間検診がありましたし、第3子を出産した産院では1週間検診がありました。
ママだって1ヶ月検診がありますし、産後におっぱいトラブルがあれば授乳外来などにも行きます。
そこで、今回は、特に新生児期の双子とワンオペ・ママのお出かけ手段の一つとして、だっこ紐を使った双子のダブルだっこの方法をご紹介します。
- 新生児期の双子をだっこする方法が知りたい人
- 双子をだっこ紐でだっこしたい人
- ワンオペで双子と外出したい人
- 新生児期の双子の移動手段
- ダブルだっこできるだっこ紐の比較
- 双子をダブルだっこする方法
新生児期の双子との外出
産後の外出の機会
赤ちゃんは生まれて産院を退院してから〜1ヶ月くらいは、あまり家から出ずに過ごすことが多いかと思います。
我が家の双子は晩秋の頃に生まれたので、すぐに寒い冬がやって来て、殊更外に出ない日が多かったです。
生まれた季節や気候にもよりますが、新生児期の赤ちゃんと外出する機会は、そう多くはありません。
ですが、ゼロかと言われると、そうでもないのが実のところ。
- 産後の退院時(0ヶ月)
- 1週間検診(0ヶ月)
- 2週間検診(0ヶ月)
- 授乳外来(0〜1ヶ月)
- 1ヶ月検診(1ヶ月)
- 予防接種(1ヶ月〜)
- お宮参り(1ヶ月〜)
・・・etc.と、ザッと考えただけでも、それなりにあるにはあります。
我が家は、当時まだフニャフニャの双子をモコモコにくるんで、サッと近所に初詣に行ったりもしたよ。
双子との外出手段
“新生児”というだけでも大変なのに、“新生児の双子”を連れての外出は、
- ママ自体がまだ赤ちゃんとの外出に不慣れ
- 赤ちゃんはまだ首も座っておらずフニャフニャ
- 授乳は頻回
- 赤ちゃんの体温調節機能がまだ未熟で、で暑い・寒いにも気を使う
- おむつ・着替え・ミルク・哺乳瓶・お湯, etc.×2でとにかく荷物が多い
・・・と、控えめに言ってもめちゃくちゃ大変!
我が家は都市部に住んでいて自家用車を持っていないため、双子をチャイルドシートに乗せてサッと移動、ということも難しい状況でした。
ママとパパなど、大人の手が2人分あれば、それぞれが双子を1人ずつだっこして出かけることは容易なのですが、我が家の場合は、基本ワンオペ。
夫は不在なことが多く、近くに頼れる両親もおらず、特に平日昼間などは、私一人で双子を連れての外出が余儀なくされることもしばしばでした。
ママ・パパが1人で双子と移動する手段(自家用車なしの場合)は3つ。
- 双子を2人ともだっこ紐でだっこする(2人用だっこ紐×1)
- 双子の1人をだっこ紐でだっこし、もう1人をベビーカーに乗せる(1人用だっこ紐×1、1人用ベビーカー×1)
- 双子を2人とも2人用ベビーカーに乗せる(2人用ベビーカー×1)
③の2人用ベビーカー×1については、我が家はちょうど増税のタイミングもあり、生まれる前に早めに調達していたので、新生児の頃から使ってはいました。
ですが、実際のところは、双子が新生児の頃はまだ外出に不慣れなことを鑑みて、外出時間の短縮の意味合いもあり、私一人で双子を連れてタクシー移動することが多かったです。
実際にやってみてわかったことですが、タクシーでベビーカーとなると、まだ首の座らない赤ちゃん2人を連れて、赤ちゃん2人分の大荷物を抱えて、1人で大型の2人用ベビーカーを乗せたり下ろしたり、たたんだり広げたり、双子を乗せたり下ろしたり・・・と想像以上にハードルが高いものでした。
その点では、②の1人用だっこ紐×1、1人用ベビーカー×1についても、大変さはあまり変わりはありませんでした。
いくつかのパターンを試してみて、結局のところ、新生児の内の移動手段は、①の2人用だっこ紐×1のパターンに落ち着きました。
そこで活躍するのが、ダブルだっこができるだっこ紐です。
次に、いくつかピックアップして見てみましょう。
★双子の移動方法については、こちら。
私の場合、双子が生まれてから〜生後1ヶ月くらいは、ママの都合で通院する機会が度々ありました。
私は産後おっぱいの出が悪く、しばらく授乳外来に通っていました。
そして、小さく生まれた双子はおっぱいを飲むのがヘタッピで、産後1ヶ月も経たない内に白斑ができ、乳腺炎になってしまったりもしました。
そのため、助産師さんのおっぱいマッサージを受けたり、産婦人科の外来に行ってお薬を処方してもらったりするために、度々通院することになりました。
それとは別に、私は双子の妊娠後期の頃から両手の小指以外の4指にあきらかな痺れがありました。
担当産科医は、「出産すれば軽快するでしょう」と見込んでいたのですが、その見込みもあえなくはずれ、産後様子を見ても解消されませんでした。
産後検診を経て、出産した総合病院の産科から整形外科へ紹介状を書いてもらい、生まれたばかりの赤ちゃんを連れてMRIを撮ったりいろいろな検査をしたりしました(手根管症候群であることが後に判明)。
★手根管症候群については、こちら。
その検査や治療のために、産科と整形外科をはしごして、双子と一緒に朝から丸一日@総合病院・・・なんて日もありました。
産前もそうですが、産後もママや赤ちゃんに何があるかわからないので、ママと双子の移動方法は生まれる前から確保しておくに越してことはないと思います。
ダブルだっこができるだっこ紐
ダブルだっこができるだっこ紐も各メーカーいろいろとありますが、2人用専用で、高価な割に使用期間が短いものが多いのが実情です。
- 何gの赤ちゃんから使えるのか
- 2人用としてだけでなく、1人用としても使えるのか
- 価格
の3つの観点からピックアップして比較してみます。
双子を2人とも対面だっこ
Weego TWIN Baby Carrier(ベビーキャリア)
双子専用のだっこ紐で有名なのは、ドイツのWeego Twin(ウィーゴ・ツイン)です。
このだっこ紐は双子を2人とも対面だっこ(前抱きだっこ)するベビーキャリアタイプになります。
インスタなどでもよく目にしてキャッチーですし、双子が(良い意味で)ミノムシのようにママの胸に顔を埋めてくっついている姿はとっても可愛らしいです。
何gの赤ちゃんから使える?
Weego | Products | Weego Twin
- Specially designed for Twins from birth
- Suitable for premature babies from 4lb (1,800 g)〈原文ママ〉(未熟児でも4lbs(1,800g)〜使用可)
- Unique double-pouch construction
- Up to about 5-6 months (max joined weight of 33lbs/15kg)(おおよそ5〜6ヶ月まで(赤ちゃん2人の合計が33lbs(15kg)まで)〈私訳〉
双子のそれぞれの赤ちゃんの体重が1800g以上〜あればOKなので、低出生体重児でも使用できます。
ただし、生後5〜6ヶ月まで、赤ちゃん2人の合計体重が〜15kgまでしか使えず、使用期間が短いです。
ここで、ヨーロッパ公式サイトには「4lbs(1,800g)〜」、Weegoの日本公式サイトには「1,600g〜」使用可能と記載されており、内容に食い違いがあったため、Weego.euとWeego.jpにそれぞれ問い合わせてみました。
▼Weego.euからの回答
The Weego TWIN was tested in hospitals with babies as small as 1600g. So it is suitable from that weight.(Weego TWINは入院中の1,600gの赤ちゃんで検証しました。そのため、1,600g〜使用に適していると言えます。)
But since size and corresponding weight are very individual we prefer to recommend the use from 1800g.(ですが、身長や体重には個人差があるため、私共といたしましては1,800g〜の使用を推奨しております。)〈私訳〉
New customer message on 28 September 2023 at 06:51 (Weego Customer Service Teamからの問い合わせ返信メール) より一部抜粋
▼Weego.jpからの回答
ツインはプリーミーと同様に1600gよりご使用可能でございます。
こちらの抱っこ紐はインナーパウチを4段階で調節できるデザインになっており、小さなお子様でも安全に抱っこしていただけますので、どうぞご安心くださいませ。
【ウィーゴ】お問い合わせに関して(問い合わせフォーム返信メール)より一部抜粋(2023.9.27受信)
まとめると、Weego.euは、1,600g〜の赤ちゃんでも使えるけど、1,800g〜を推奨している、との回答、Weego.jpは、公式サイトに記載の通り、1,600g〜使える、との回答でした。
この小ささの未熟児の赤ちゃんをダブルだっこする機会や必要性がどれだけあるのか不明なのですが、もしダブルだっこする場合は、医師の指導のもと個人の判断で決められたらよいのかな、と思います。
もし私が使うなら、輸入元の本家が1,800g〜推奨、と言っているので、それに従うかな、とは思います。
我が家の双子は2800gほどで生まれたから、退院する時に十分使える大きさではあったよ。
ちなみに、これでも双子にしては大きく生まれた方。
1人用としても使える?
また、Weego TWIN Baby Carrierが赤ちゃん1人での使用が可能かについての記載が公式サイトになかったので、同様に問い合わせてみました。
ウィーゴツインでお子様お一人の抱っこはおすすめしておりません。
左右の体重及び抱っこをしている人への負担が偏り、バランスが崩れるため危険です。
またツインのおんぶも安全上の理由でおすすめしておりません。
【ウィーゴ】お問い合わせに関して(問い合わせフォーム返信メール)より一部抜粋(2023.9.26受信)
構造上、当たり前っちゃあ当たり前のような気がしますが、結論として、Weego TWINでは赤ちゃん1人だけをだっこすることができません。
ママ・パパで赤ちゃんを1人ずつだっこしたいシーンもあるかと思うので、その場合はWeego TWINだと新たに1人用だっこ紐を買い足さなければならなくなってしまいます。
ただでさえ単価が高いWeego TWINで、この点は費用面で大きなデメリットかも。
価格は?
Weego TWINの価格は、公式サイトで€159.00、¥22,800(2023.9執筆時現在)。
半年も使わないベビーグッズに、2万円超・・・うーん・・・
・・・と悩みに悩み、結局我が家では購入を見送ることにしました。
双子が生まれると、単胎児の育児と比べて、いろいろと入り用ですからね。
Boba Wrap(ベビーラップ)
双子を対面でダブルだっこできるもので、より安価なものとしては、アメリカのBobaWrap(ボバ・ラップ)があります。
価格は?
こちらはベビーラップと言って、布を縛ってだっこするタイプになりますが、紐やバックルなどが何もなく、構造がシンプルな分、価格が抑えられています。
先のWeego TWINが2万円超えなのに対して、Boba Wrapは$49.99〜、¥9,350(税込)(※2023.10執筆時現在)と、1万円を切る安さでリーズナブル!
Weego TWIN1本の予算で、Boba Wrapを2本買ってもまだお釣りが来ます。
基本は1人用ですが、双子にも使えると公式サイトに記載があります。
ただし、新生児〜2ヶ月くらいまでの使用にとどめること、との記載があるので、ダブルだっこに使える期間は短いです。
Q. 双子は抱っこできますか?
A. 新生児であれば抱っこできます。 しかし、双子の場合は最高が2ヶ月ぐらいまでのご使用にとどめて下さい。 ママの安全の事も考えて、無理をしないでお使い下さい。
Boba | 商品紹介 | Boba Wrap
▼Boba Wrap購入・使用のレビューはこちら。
何gの赤ちゃんから使える?
1人用としての使用期間については、「新生児〜16kgまで」と公式サイトに記載されています。
「◯◯kg〜使用可」といったような、使用の下限の記載が見当たらないのですが、以下にあるように、新生児であっても未熟児であっても使用可とのことなので、生まれたばかりの小さな赤ちゃんでも大丈夫なようです。
Q. 私の赤ちゃんはボバラップを使うのに小さすぎますか?
A. ボバラップは特に新生児の赤ちゃんの事を考えて設計されています。
どんな小さな赤ちゃんでも小さすぎるということはありません。
ボバラップが紹介している抱っこの仕方は新生児でも、未熟児であっても、 ママが抱っこできる赤ちゃんにはすべてお使い頂けます。
Boba公式サイト | 商品紹介 | Boba Wrap | Q&A
1人用としても使える?
そして、Boba Wrapだと、2人用としてだけでなく、1人用としても使うことができます。
ママ・パパが双子を1人ずつだっこするシーンや、ダブルだっこの使用が終わった後でも、長く活用できるのも、安さに加え大きな利点です。
双子を1人ずつだっことおんぶ
TwinGo Carrier(ベビーキャリア)
同じように、2人用にも使えて、1人用にも使えるだっこ紐として、アメリカのTwinGo Carrier(ツインゴー・キャリア)があります。
こちらは、双子を1人ずつ前と後ろにだっことおんぶするタイプのベビーキャリアです。
価格は?
価格は、$214.99、¥28,000(2023.10執筆時現在)と、3つ見た中で最も高価です。
何gの赤ちゃんから使える?
ただし、おんぶ側の赤ちゃんは、おんぶという特性上、首がしっかりすわっていないと使えません。
公式サイトでは、TwinGo Carrierでダブルだっこ(Dual Carry)するには、おんぶされる側の赤ちゃんが次の3つの条件をすべて満たさなければならない、とされています。
When will my baby be ready?
Dual Carry is ideal when at least one baby meets ALL 3 criterion to be worn on your back:
TwinGo Carrier | Instruction
- Development: Baby must have well-developed head/neck control when awake and asleep.(起きている時も眠っている時も、赤ちゃんの首がしっかりとすわっていること)
- Size: Baby must be tall enough his head is outside the carrier and his legs must be long enough to comfortably straddle the panel of the carrier(赤ちゃんの頭がだっこ紐の外側に出るほど背の高さがあり、足がだっこ紐のパネルに快適にまたがれるほど長さがあること)
- Age: Baby must be 4+ months corrected age in good health(修正月齢で生後4ヶ月以上の健康な赤ちゃんであること)〈私訳〉
しっかりと首がすわった修正月齢4ヶ月以上〜となると、新生児の頃はもちろん、赤ちゃんが結構大きくなるまではダブルだっこはできません。
つまり、先に挙げた、(ママ1人で)「①双子を2人ともだっこ紐でだっこする」のパターンは、TwinGo Carrierではしばらくの期間使えないことになります。
小さく早く生まれがちな双子にとって、これはネックです。
1人用としても使える?
一方で、1人用としての使用を考えた場合、TwinGoは、使用可能な体重が10lbs(=約4.5kg)以上〜とあります。
赤ちゃんが7lbs(=約3.2kg)以上〜あれば、$20ほど(¥3,000〜4,000くらい、2023.10執筆時現在)する別売の乳児用インサート(Infant Insert)を使用して対面だっこで1人のみなら新生児〜TwinGoが使えます。
Adjustable: The waist and shoulder straps allow for a custom fit for adults 4’11” to 6’5.”
Can accommodate children between 10lbs-45lbs, and as small as 7lbs with the TwinGo Infant Insert.(10lbs(約4.5kg)〜45lbs(約20.4kg)のお子様、そして7lbs(約3.2kg)以上のお子様の場合はTwinGo乳児用インサートを使用すればご使用になれます。)〈私訳〉
TwinGo Carrier | TwinGo Original Model
ダブルだっこできるようになるのが遅め、という点が難点ですが、そこクリアしさえすれば、赤ちゃんそれぞれの体重が〜35lbs(約15.8kg)までであれば使用できるとのことなので、2人合計で〜31kgくらいまではダブルだっこできるということになります。
この点は、先のWeego TWIN(ダブルだっこ〜33lbs(15kg)まで)より長く使えて良さそうです。
そして、1人用としては〜45lbs(約20.4kg)までできるとのことなので、ダブルだっこが終わった後のことを考えても、赤ちゃん1人ずつのために長く使えそうです。
Do not exceed 35 lb (15.8 kg) per carrier; consult a qualified physician about personal strength limitations.(1つのだっこ紐につき35 lb(15.8kg)を超えない範囲でご使用ください。)〈私訳〉
TwinGo Carrier | Instructions
ダブルだっこができるだっこ紐【比較】
以上の3つのだっこ紐の特徴をまとめると次のようになります。
Weego TWIN Baby Carrier | Boba Wrap | TwinGo Carrier | |
---|---|---|---|
生産国 | ドイツ | アメリカ | アメリカ |
だっこ紐のタイプ | ベビーキャリア | ベビーラップ | ベビーキャリア |
ダブルだっこのタイプ | 対面だっこ×2 | 対面だっこ×2 | 対面だっこ×1 おんぶ×1 |
価格 | △(2万円超え〜) | ◯(〜1万円以下) | △(2万円超え〜) |
新生児の使用 | ◯ | ◯ | △(3.2kg以上〜, 別売りの乳児用インサートが必要) |
未熟児の使用 | ◯(1,800g〜) | ◯ | × |
1人用としての使用 | × | ◯ | ◯ |
2人用としての使用 | ◯ | ◯ | △(首すわり以降〜かつ修正月齢4ヶ月以上〜) |
使用下限(1人用) | × | 新生児〜 未熟児でも可 | 赤ちゃん1人につき10lbs(約4.5kg)~ (別売り乳児用インサート使用で7lbs(約3.2kg)〜の新生児の赤ちゃんから使用可能) |
使用上限(1人用) | × | 〜16kg | 〜45lbs (約20.4kg) |
使用下限(2人用) | 赤ちゃんそれぞれの体重が1800g〜 | 新生児〜 未熟児でも可 | 【だっこ】赤ちゃん1人につき10lbs(約4.5kg)~ (別売り乳児用インサート使用で7lbs(約3.2kg)〜の新生児の赤ちゃんから使用可能) 【おんぶ】赤ちゃん1人につき10lbs(約4.5kg)~ 首すわり以降〜かつ修正月齢4ヶ月以上〜 |
使用上限(2人用) | 〜生後5〜6ヶ月 (合計体重が約15kg) | 〜生後2ヶ月頃 | 1つのだっこ紐に〜35lbs(約15.8kg) |
簡単にまとめると、次のような観点からどのだっこ紐がいいか決めるとよいと思います。
- 価格が安い方がいい人 →Boba Wrap
- 未熟児や低出生体重児をダブルだっこしたい人 →Weego TWIN Baby Carrier/Boba Wrap
- 双子を対面でダブルだっこしたい人 →Weego TWIN Baby Carrier/Boba Wrap
- 双子をだっことおんぶでダブルだっこしたい人 →TwinGo Carrier
- 2人用としても1人用としても使えるだっこ紐がほしい人 →Boba Wrap/TwinGo Carrier
- だっこ紐を2人用としてしか使わない人 →Weego TWIN Baby Carrier
- ダブルだっこできる期間が長いだっこ紐がほしい人 →TwinGo Carrier
双子のダブルだっこの方法(Boba Wrapの場合)
以上のことを検討して、我が家では、最も◯の項目が多かった商品であるBoba Wrapを購入することにしました。
だっこ紐でダブルだっこした状態だと、ひょいっとタクシーに乗り降りできて、1人で双子を連れて通院する際など、手軽でとても便利でした。
病院の待合室などでも、双子をだっこしたままソファに背をつけて座ってくつろげて、使用上限もないので長時間つけていてもしんどくなくて、外しても畳むとコンパクトにカバンにしまえるし、とても使い勝手がよかったです。
▼Boba Wrap購入・使用のレビューはこちら。
生後3週間くらいの頃、実際に双子をBoba Wrapでダブルだっこしてみた様子がこちらです。
(なぜかたまたま下に同系色のブルーのパーカーを着ているのでちょっとわかりにくいですが、肩下二の腕あたりまでがBoba Wrapです。)
Boba Wrapを胸側から巻き始めて、胸→肩→腰とぐるぐると巻き付けていき、最後は腰でキュッと縛って装着、1人をだっこ紐の片側に入れて、後からもう1人を入れます。
向かって右がラムダくん、左がベータくん。
この頃で、どちらも3.5kgほど。×2人分で約7kgほど。
7kgというと・・・1人分に換算したら、生後5〜6ヶ月の赤ちゃんくらいの重さをだっこしてる感じでしょうか。
ねんね期はほとんど寝ているので、だっこ中にもぞもぞ動いたり、辺りをキョロキョロ見回したりとかすることもなく、ダブルだっこで特に困ることはありませんでした。
赤ちゃんの2週間検診やママの授乳外来など、低月齢時の双子との外出はこれで十分でした。
ただ、双子が小さいうちは、Boba Wrapでダブルだっこするのにちょっとコツがいるかな、と思います。
新生児期は特に、首がグラグラでふにゃふにゃの小さな双子の赤ちゃんをダブルだっこをするのには、第3者の介助がいるかもしれません。
特に、双子の2人目をだっこ紐に入れる時にコツが必要かも?
ダブルだっこの仕方について、Youtubeで比較的再生数が多くてわかりやすいものだと、HOW TO CARRY TWINS WITH A BOBA WRAP(Boba Wrapでの双子のだっこ方法)などがありました。
このEmily(エミリー)さんは、Harrison(ハリソン)くんとWyn(ウィン)ちゃんというご自身の双子ちゃんを使って、Boba Wrapでのダブルだっこをわかりやすく実演してくれいてます。
こうした動画のレクチャーもあり、私は、慣れれば鏡を見ながらであればそんなに苦なく短時間でBoba Wrapを使って双子をダブルだっこできるようになっていました。
先に比較しただっこ紐も含め、それぞれにメリット・デメリットがあるので、最終的には、だっこ紐を使う人のニーズや好みの問題になってくると思います。
我が家の場合、Boba Wrapは現在でも末っ子のシータちゃんの育児に4年越しで活用中で、買ってよかったものの1つです。
- 新生児から使える
- 未熟児や低出生体重児でも使える
- 2人用(ダブルだっこ)としても使える
- 1人用としても使える
- 長期間使える(1人用としても含め)
- 安価(〜1万円以下)
- 双子をダブルだっこできる期間が短い(新生児〜生後2ヶ月 ※メーカー公称)
- だっこの方法が限られている(対面だっこのみ)
- ダブルだっこするのに少々コツがいる
【双子のダブルだっこの方法】まとめ
以上、新生児期の双子のワンオペ移動手段として、ダブルだっこができるだっこ紐を比較し、ベビーラップ(Boba Wrap)での実際のダブルだっこの様子を紹介しました。
今回ダブルだっこの様子を紹介したBoba Wrapは、新生児だけでなく、未熟児や低体重出生児〜でも使え、2人用としてだけでなく1人用としても使えて、しかも安価!
コツをつかめばササっと双子をだっこ紐の中に入れてママ1人で身軽に外出できる、ダブルだっこができるだっこ紐での移動、おすすめです!